神様ゲーム

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「私とですかね……」 「移動出来ない場合は、そのようですね。ハハ」 よし、上から推定、90・55・75、ボン、キュッキュ! 俺のどストライク!! 漸く幸運が巡って来たか。 「あの、お名前は」 「後藤寧々と申します。えっと、あなたは?」 ねねちゃん、名前も、キャ、きゃわゆい。 よ~し、出逢いはインパクトが大事だ。かましたるで! 「俺の名前は、はわたーーり、つ――」 『はーい、そこまで!次のメニューに移ります。皆様ご移動くださ~い』 て、何もしてねぇじゃんかよ! 神様ゲームはどうしたっ? ここで情熱キッスタイムだろ!! 『ごちゃごちゃ文句垂れているそこの君、ルールに従えないようなら――』 「死刑ね、知ってますよ!」 『わからばよろしい』 「寧々ちゃん、あの、また後日会えませんか?」 「それは無いですね。なんかノリがアホそうですし。それに私、口の回りにゴキブリの毛みたいなの付いてる人、ガチ目にタイプじゃありませんから」 ゴキ男ーーーーっ!! テメー、なにしてくれるんじゃーっ!!
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