スープ作りのウンディーネ
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スープ作りのウンディーネ
ウンディーネは混ぜる。 美しく澄んだ湧き水に、森で捕った物をなんでも入れる。 グツグツと何時間と煮込まれた森の湧き水は、複雑に絡み合った色、匂いとなっていた。 この森にただ一人棲むウンディーネは、純粋な水を濁らせる。 人間がそうするように、鍋に水と植物を入れ、火をかける。 沸き立つ湯気は、人の好む香り。 精霊には、必要ない行為。 気怠げに、情の深い目で、彼女は鍋の中身をかき回す。
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