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シングル期間が長すぎて、最近は自分でもヤバいなぁと思う程度には喪女(モテない女)モードに突入気味。
いくら社内恋愛はしたくないとはいえ、今のまま会社と家の往復を繰り返していたのでは、取り返しのつかないことになるのでは?と焦りもあったりなかったり。
(あーん。倍相課長ほどの優良物件じゃなくてもいいから、私をグイグイ引っ張ってくれるようなドSで絶倫な殿方、どこかにいないかしらっ)
なんて勝手に、倍相課長の性格を自作のヒーローに重ねて妄想しつつ。
「……とりあえず腹ごしらえしよ」
まるで馬鹿な妄想はおやめなさい、とでも言うように、「グゥ」っと鳴ったお腹に催促されて、羽理は一旦恋人問題については保留することにした。
***
(えっ。なになに? 何事!?)
一日中家に引きこもっていた羽理は、アパートの七階からエレベーターで下まで降りてきたと同時、ソワソワと違和感に包まれる。
建物前を、浴衣姿の人が数名通過していくのが見えたからだ。
七階にいるとさすがに下の音は余り聞こえてこなくて気付かなかったけれど、どうやらどこかでお祭りがあるらしい。
微かにお囃子の音も聞こえてきて、羽理の中の大和魂に火が付いた。
(覗いてみよっかな♪)
コンビニ弁当も悪くないけれど、出店で何かを買い食いするのも悪くない。
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本編1,000☆達成のお礼に、スター特典をひとつ書き下ろしました。
https://estar.jp/extra_novels/26130397
1分で読み終われる超短いお話?です。
もし宜しければ♥
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