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大葉の姉だと言う一羽柚子との初邂逅は、お互い真っ裸と言う最悪なものだった。
女同士だからいいかと言うと、そう言うこともなくて……。
例えば最初からお互い裸でいることが前提の温泉などなら心の準備も出来ている。
でも、今回は余りに突然過ぎたから。
何と言うかフルンと揺れた柚子の大きなおっぱいに、羽理は正直滅茶苦茶怯んだのだ。
いや、怯んだと言うより僻んだ、に近いかも知れない。
一番最初に思ったのは、(あんな大きなお胸の女性には〝勝てっこない〟!)と言うこと。
大葉に彼女は姉だと説明された後も、あんな巨乳のお姉さんを見て育った大葉には、羽理のちっぱいはさぞかしささやかに映っただろうなと言うことで。
大葉、一応に羽理の裸に反応はしてくれていた気がするけれど、それすら何となく心許なく思えて泣きたくなってしまった。
だって――。
(普通、裸の女の子が目の前にいたら襲いたくならない?)
襲われても困るけれど、自分のことを好きだと明言してくれた後のつい今し方だって、大葉は淡々と羽理にバスタオルを掛けてくれただけ。
二人きりになった後でさえも、大葉はとっても〝紳士的〟で……思わず抱き付いてしまいそうになるとか、衝動に駆られて迫ろうとしてくるとか……そんな素振りは微塵もなかった。
心臓がバクバクするのはいつも羽理だけな気がして、何だかとっても理不尽に思えたと言ったらワガママだろうか?
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https://estar.jp/extra_novels/26178821
をupしました!
今回は皆さんからのご意見を参考にさせて頂いて、数ページずつの連載方式を採用しました。(コメントをくださった皆さん有難うございます!)
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