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「バカ。礼を言いてぇのは俺の方だっつぅーの……!」
言うなり大葉にギュッと胸を鷲掴まれた羽理は、「ひゃっ!?」と悲鳴を上げて。
その驚きも冷めやらぬまま、左胸へハムッと噛みつかれたから堪らない。
羽理は、予期せぬことにビクッと身体を震わせた。
エッチ自体初めての羽理は、もちろん誰かからこんな風に執拗に胸へ触られられたこともなければ、咥えられたこともない。
「あ、やだぁ、大葉っ。そんな……、赤ちゃ、みたいな、こと、しないでぇ……っ」
恥ずかしくてどうしようもなくて。大葉の髪の毛をかき乱しながら懸命に彼の動きを制そうとしてみたけれど、大葉はやめてくれるどころか舌先で羽理の敏感な突起をコロコロと転がして固くしこらせてくる。
そうしておいて、チュッと音を立てて一度羽理の乳首を吸い上げるようにして唇を離すと、ニヤリと笑うのだ。
「赤子はこんないやらしい舐め方しねぇと思うけど?」
言って、自分の唾液に濡れ光る羽理の胸の先端を、さも『俺が育てたんだ』と誇示するみたいに羽理へ見せつけながら指先で転がしてみせる。
「ひゃ、あ、ぁぁんっ!」
芯を持ってツン……と愛らしく勃ち上がった羽理の色付きの先は、標準より小さめだけれど感度は良好で。ほんのちょっとの刺激でも的確に拾い上げては羽理を痺れさせる。
「羽理、気持ちいい……?」
「し、知らなっ……」
「ホントに? こんなに乳首が勃ってるのに?」
気化熱にさらされて、芯は燃えるように熱いのに、表皮だけはひんやりした感じがして。
そのアンバランスさに余計触覚を研ぎ澄まされるよう。
「た、大葉のっ、意、地悪ぅーっ」
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