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(痛くしない、の意味!)
羽理が、足を広げたら痛いということを大葉はお見通しだったらしい。
結局背後から横抱きに抱き締められるような格好で大葉に思うさま愛された羽理は、確かに足をギュッと閉じたままの状態で彼を受け入れることが出来て、そういう意味での痛みはほとんど感じなかった。
最初は側位、次はうつぶせに寝そべった状態で大葉が背後から覆い被さるような形の寝バック、次は動物の交尾さながらな後背位……と、足を閉じたままのエッチにも色々あるのだと学ばされた羽理である。
当然のことながら一晩中あんな体位やこんな体位で何度も求められた結果、羽理は見事な寝不足だ。
翌日にはお仕事に行きますと告げたのに、それはダメでしょう! と思ってしまった。
結局あんなことやこんなことをされ尽くされて、余りの気持ちよさに何度も意識が飛びかけて……最終的には本当に気を失ってしまったらしい。
「えっ?」
ホワホワと温かな心地よさに意識を再浮上させた羽理は、大葉に抱き抱えられる格好で、何と湯船の中だった。
「しんどいところ、ないか?」
背後から気遣うように問い掛けられて、しんどいところはないけれど、恥ずかしい気持ちならてんこ盛りです! と心の中でアワアワする。
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