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「ああああああっ! すまん! お、俺っ、べ、別に今のはわざとじゃ……。いや、確かに触ってみたいとはずっと思い続けていたけど……そ、それはこういうタイミングじゃなくもっとじっくりな感じなわけで! ……じゃなくっ。あああっ、何を言ってるんだ俺はっ‼︎ ――お、お願いしましゅ、ウリちゃんパパを助けてくだちゃい……」
突然のラッキースケベにテンパる余り心の声を駄々漏らした挙句、キュウリのことをいつも通り〝ウリちゃん〟と呼んで幼児語で話しかけてしまった大葉である。
「なっ、何れ部長がわらしより真っ赤になっれ照れてりゅんれしゅかっ。しょれに……わらしはぶちょぉをパパに持った覚えなんれありましぇんよっ⁉︎ あっ。もしかしれ、そのパパは……パパ活のパパれしゅか!? わらし、そんなちゅもりもありましぇんからね⁉︎」
荒木羽理が真っ裸のままポカポカとグーパンチしてくるから、大葉は(何でそうなるんだ!)と声にならない抗議の声を上げながら、たまらずその場へしゃがみ込んで「ウリちゃん……!」と足元に近付いてきたキュウリを抱きしめた。
そんな感じ。
キュウリで必死に隠した股間が、まさかギンギンに反応していて痛いだなんて、今の荒木にバレていいはずがないではないか。
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