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所々、兵器を運ぶ機材やベルトコンベヤーがある。広大な兵器格納庫には、倒れている女性軍人が五人か六人はいる。
未だにエデルは真っ正面に向かって発砲をしていた。
「出番だぞ! おひるねこ!」
「にゃー!」
「そこだ! ほれ、そっちにもいるはずだ!」
おひるねこの首の向きをリーエは追った。この時、リーエは鼻ではなく感覚的にTUの気配がわかってきていた。後はおひるねこで確認をすればいい。
リーエはソードエネルギーの出力を最大にした。
「リーエ! 良かった!後お願いね!」
エデルが発砲を止め。兵器格納庫のベルトコンベヤーの下へと非難した。
「フフフ、だいたいTUの気配がわかってきたぞ。さあ、ここは狩場だ!! 戦いをしようじゃないか!」
リーエは色々な角度から、目に見えない敵をソードエネルギーで追い掛け斬りに斬り伏せていく。
「VI」
「BU」
「VU」
電光石火の斬撃によって、近づいたTUは即座に切断された。
「ふう、もういないかな……おひるねこ?」
おひるねこは兵器格納庫の奥へと鋭い目を向け、時折首をかしげていた。
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