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途中、忙しなく行き交う女性軍人二人にジェリーの特徴を伝えて人探しを手伝ってもらった。
緊急時なので本部内の放送を使おうと思ったが、生憎とスピーカーからは空からの激しい空襲の迎撃命令で忙しかった。スピーカーでしゃべっているのは、司令部の近衛士官だ。
リーエは走りながら、おひるねこにも注意をした。
通り過ぎる女性軍人の中にもTUがいるかも知れないからだ。
おひるねこは終始警戒していたが、走り去る女性軍人に首を向け、リーエの顔を見た。
瞬間、リーエはソードエネルギーを抜いたが、その方向には誰もいなかった。
「にゃーー!」
「ぬっ!?」
おひるねこの首の方向に気づくと、目の前に女性軍人が立っていた。
一発の銃声が鳴った。
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