人間の体は精密機械〜術後七日目、八日目

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人間の体は精密機械〜術後七日目、八日目

 [5月18日]  この日は、取り立てて書くことはないですねぇ。  杖を使って100メートルくらいはスムーズに(というほどではないけど)歩けたことくらいですね。  体調は変化なし。ただ体温は高め。  私は平熱が36.3°〜36.5°くらいなんですが、ここ二日間は36.9°と、やや高め。血圧は極めて良好。116ー58でした。  昨夜はなぜか眠れず、朝の五時まで起きていました。そのあと二時間寝て朝食。午前のリハビリ後、シャワーして昼食。午後のリハビリ後は、夕食時間までぐっすり昼寝してしまった。極楽でおます。申し訳ない。  [5月19日]  「極楽でおます」のバチが当たったのでしょうか。好事魔多し(今回の使い方は合ってると思う)。  朝食後、熱も平熱36.5°まで下がっており、午前のリハビリに行きました。  その時、なんとなくお腹が痛いような気もしたのですが、朝のお通じもありましたし、痛いというほどではないし、って感じ。が、やはり手術を受けた後は、どんな手術であれ、いわゆる「本調子」ではないのだなあ、み◯を←古い?  作業療法士の先生の指導のもと、筋肉が衰えた右脚を持ち上げる体操をやっていた最中、私は急に気分が悪くなりました。先生に言って、トイレに行かせてもらったら、またまたお通じが。  先生が私の血圧を測ってくれて、「99ー68。ちょっと低めですね、心配するほどではないけど」と仰る。  あっ! そういえば、今朝の血圧測定タイム、いつもよりかなり低かったのです。その時は86ー58でした。  話が前後しますが、退院後に私は、一日の血圧の変動を知るべく、自宅の簡易血圧計で測ってみましたところ、低い時は80-50、高い時は130ー80くらいになりました。同じ日で、こんなに変化があるのです。  高血圧や低血圧というのは、あまりに血圧に変化があることが、体に与えるストレスやダメージが大きい気がするのですが、どうなのでしょう。  血圧が低い時の私は、ホント気分がすぐれません。  手術前の自己血貯血の際、血圧が一時的に60ー30くらいまで下がったことがありましたが、息苦しさと気持ち悪さがハンパなかったです。血圧が60以下になると、それは危篤状態とかなんとかって聞いたことありますし。  人間の体って、案外脆かったりしますが、反面頑健でもある。とても複雑な精密機械ですね。  今回も話が脱線しましたが、術後八日目の蝉ならぬ八日目の私は、リハビリで階段昇降にチャレンジ。手すりにつかまれば、意外と難なくクリア出来て、ご機嫌ではありました。
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