術後二日目

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術後二日目

 手術後二日目は、いよいよリハビリ開始です。  しかし、今はコロナ禍なので、従来のように気軽に病院内をうろうろ出来ません。ましてや手術直後の患者さんも多いリハビリ室。熱を測って37°以上ある人は入室禁止。  手術後すぐ何日間かは、朝昼晩と看護師さんが病室に来られて熱と血圧を測ってくれました。  昨日午後の私の体温は、37.1°でした。手術直後は誰でも発熱はあるそうです。そりゃまあ、切ったり貼ったりしてますからね。  しかし、『熱が出る』というのは、いいことです。病原菌やウイルスを退治してくれる白血球の活性化を促し、免疫機能も回復している、ということらしい。  そうだ。大事なことを書き忘れていました。  大変な思いをして貯めた私の血液ですが、全部私に戻されました。まず400mlを輸血しながら手術。残り400mlは手術直後、輸血して戻してくれました。  なんか不思議ですね、自分の血を輸血する。  自分の血なので、体内に戻していても何の変化も感じられません。体中にパワー(ちゃん)が漲って(みなぎって)きた! なんてことはなく。  あっさり短時間で輸血終了しました。  結局、この日の私は37.2°→37.3°→37.5°という経過だったため、リハビリ開始は翌日に持ち越されました。その代わり、リハビリ担当の理学療法士と作業療法士の先生方が、私の病室まで来られてマッサージをしてくれました。  私の担当の理学療法士の先生は、俳優の三浦貴大さん似の爽やかイケメン。キラキラ笑顔(マスクで半分顔隠れてるけど)が眩しい、とても優しい先生でした。これって超ラッキーですよね。  この先生から教わった、ベッドの上で出来る簡単なリハビリ体操は、毎日、一日二回(注;手術後二ヶ月経過した時点)行っています。  作業療法士の先生は、たおやかな和風美女の先生です。こちらの先生も本当に優しく、退院後の生活がどんなものか丁寧に聞いてアドバイスして下さりました。  退院してから「あの時、先生が詳しく聞いてきたのは、この生活動作がスムーズに出来るように、ということか」と納得すること多し。  さて、術後二日目は何もせず、ぼんやりとベッドに横になっているだけでしたが、熱が37.5°まで上がったこともあって、元気のない私でした。  一応、手術後二日目、朝昼晩の食事はほぼ完食しましたが。  看護師さんから「お通じはありましたか?」と尋ねられましたが、手術当日、翌日と丸二日何も食べられなかったので、出すものがない(!)  夜、下剤を貰って服用したのですが、これが私にはよくなかったのかなあ。  翌日、私に訪れたプチ悲劇(また?)  まあ、大したことではないんですけど、続きはまた次回!
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