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雪二郎の身体は太ってブヨブヨだった。海斗が足で蹴ると丸太のようにコロコロと転がった。 彼は母の行為相手を無視し、母に洗濯したばかりのタオルを圭子の顔にかけた。 そして、祈った。 「母さんがいつもの味噌汁を作れますように・・・」 海斗は玄関に行き、母のピンヒールだけを揃え直すと、姉の住む家に向かった。 ーーーーーーーーー了ーーーーーーーーー
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