4 このままじゃいられない

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『大丈夫』 『じゃあ、昼過ぎ』 『いつもの公園で待ち合わせしようか』 分かった、と返し、樹里は携帯バッグにスッと落とした。 さっきよりも、視線が上がっている。 朱莉に感化されたのだろうか。 ほんの少しだけ、心の中に獲物を捕らえるような気持ちがあることに気付く。 でもきっと、このくらいの気持ちでいい。
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