どんな僕にも、明日は来る

3/4
前へ
/4ページ
次へ
僕は、やはり、それを聞くたび、傷ついた。 そして、お母さんは、僕の卒業式の日に、死んだ。 ずっと、精神科でもらった睡眠薬を、隠してためていて、それをいっぺんに飲んだのだ。 お母さんは、ずっと、計画していたのだ。 僕が、高校を卒業したら、死のう、と。 僕は……僕は……お母さんにとって、何だったんだろう。 僕は、お母さんにとって、生きる希望になれなかった。
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加