高校2年生ー修学旅行Ⅱ

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高校2年生ー修学旅行Ⅱ

【修学旅行】 修学旅行まで、必要な物を買いに、2人バイクで出かけた。 いつものショッピングモールで、修学旅行で着る服、ホテルなんかで着るスウェットやアメニティ、雑貨など。 純が2人の仲を暴露したおかげで、すっきり。純は正々堂々と俺の腕に絡んでくる。 身長があまり変わらないから、その恰好で歩くのはちょっと苦しくて、思わず「俺がもっと背がたかかったらな~、180くらいあればな~」というと、純が悲しい顔をして、「そんな事ない、今のままでいいの、かっちゃんがいいの」 まずかった、前カレの事を言ったと思っただろう、必死に否定する純に申し訳なくて 「いや、そんなに思ってないよ、俺はこの格好がうれしいんだけど、純がちょっと大変かなって思っただけだよ」あまり良い言い訳じゃない。 「ううん、平気だよ、ずーっとこのままでも」 「そっか、じゃあ、このまま歩こうか」 「うん」 なんとか切り抜けたけど、純はかなり前カレの事を気にしているようなので、発言に注意しなければいけない。 ただ、何かあれば、人前を気にせず、唇にキスしてくるのは、さすがに恥ずかしく、その事を 純に言うけれど、もう皆知ってるんだから大丈夫だよ って自信満々に言ってくるので 俺も開き直って、頬にキスを返すと、思いっきり喜んで、『クチ!』って言ってクチビルを突き出して、そんな純を見て1人幸せな気分になって・・・純のデレデレがどんどんすごくなって、その影響で俺も純に積極的になっている。 行きの新幹線の席は、5人グループは横1列、6人グループは前後3人づつで、席を向い合わせにしてもよく、当然俺達は向かい合わせに、純が正面になった。 普通は皆で会話・・でも菅井と土屋は、今日兄で盛り上がり、水泳アニメと紫タイピストをイパッドにバッテリーをつないで時間を気にせず画面を見ながら盛り上がっている。 俺もこの2つのアニメは見たことがあるので、最初は一緒に話していたが、映画放映があって、フィルム原画プレゼント? とか 延期され・・・・など初めて聞いた話があり、さすが と思っていたが、田代さんが 2人に軽く「菅井君と土屋君ってアニメに詳しいんだね~・・・」とか サラッと話をして、すぐに3人での会話になった。 だいたいの話は純から聞いているので、いきさつとかのそういったところは聞いてこなかったが、今まで学校で隠してして、2人はどうしてたの? とか どんなデート? とか・・・詳しく話すと2人の深い関係がばれないように頑張ったのに・・・・純がばらしていた。 すっごい恥ずかしい、純は下をむいてモジモジしてるし、俺は顔が赤くなって中野さんに指摘されるし、菅井と土屋がイヤホンをしていたので助かったけど。 田代さんも中野さんも、リアルに純がデレデレなのを見て、驚きというか、感心というか、純に親しみを持ったみたい。 途中から俺は眠くなって、3人に一言謝って、眠った。 その間も3人は色々とおしゃべりしていたみたいで、後で純から聞いたけど、今までクラスの女子とこんなに話をしたことがなかった、とっても楽しかったって、良かった。 修学旅行は、普通に奈良の遺跡や神社仏閣を回り、初日は奈良で1泊、薬師寺のお坊さんって他と違う・・・。 ホテルについて部屋割りを・・・・修学旅行って大部屋なの? 俺のクラスは食事の後にお風呂・・大浴場で皆で入る、菅井と土屋がいたので一緒に入る。菅井・・でかい・・でも他の連中は・・・あっ 俺 ちょっと長いかも・・・・。 部屋に戻ると、五条や工藤に加えて山下のトップカーストの3人が俺をチラ見しながらコソコソ、ふと気が付くと部屋からいなくなっていた。 それがすっごくイヤな感じだったので、まだ純の事を何かする気なんだろうと思っていたが、田代さんや中野さんと親しくなって3人でいるだろうから大丈夫だろうと思っていたら、2人があわてて、男子部屋に来て「高谷君、村井さんが竹下さんに引っ張られて、廊下に出たら五条君達がいて、連れていかれちゃったの、大丈夫かしら」  竹下はトップカーストのもう1人の女子で、確かに美人だけど、派手でちょっとうるさい感じで、五条や工藤と仲が良い、田代さんも中野さんもそれを見て心配してくれて、男子部屋に来てくれた。 俺は、田代さんと中野さんのお礼を言って、どっちの方に連れて行かれたかを聞き、そっちに向って走った。 教えてもらった方に走って行くと、竹下さんは気まずそうな顔をして俺を見つけると何か言いたそうだったけど、それは無視。  純の周りを五条達が囲むようにして歩いているのが見えたのでちょっと距離をとって後ろをついて行った。 純と工藤が向き合って、男2人が周りを囲ってる。 工藤は純の肩を掴んで 「あいつはやめた方が良い、あいつの成績知ってるか?200位近いんだぞ、スポーツも得意じゃないし、何もないんだぞ」 「あいつに何か弱みでもあるのか?」 「わかった、武村がからんで脅されてるのだろ?」 純は取り付く島もなく一方的にベラベラと捲し立てる。 好き勝手言ってるよ、なんにも知らないくせに、相変わらずあいつらの勝手な基準で・・・ あ~あ 俺が出るしかないか、 「おい、お前ら何やってるんだ、純が困ってるだろ」 「何?お前は関係ない、これは俺達の問題だ、黙っててくれ」 「はあ?お前たちの問題に純は関係ないだろ」 「純と俺達の問題だ、お前は関係ない」 「じゃあなんで純が困ってるんだ?」 「違う、お前がいるから本当のことが言えないだけだ」 「あのな~、いいかげんにしろよ、この前の純の話聞いたろ、あれでもまだわからないのか?」 「それから、工藤、お前なんで純の肩掴んでるんだ?いやがってるだろ」 純が肩の手を振りほどいて、俺の所に来た、 「かっちゃん・・・」 「うん、大丈夫、俺の後ろにね」 「うん」 「おい、純を渡せ、純も大丈夫だからこっちに来いよ」 「あのな、純はお前がイヤだからこっちにきたのがわかんない?  そっちが大丈夫じゃないからこっちにきたんだろ、いいかげん気づけよ」 「高谷、お前、何のつもりだ?」五条が俺に言ってきた。 「五条、お前こそ何のつもりなんだ?この前の班決めの時、純に言われたろ、いい加減わからないのか?」 「工藤も、直接武村に相談したら、って言ったよな、したのか?」 「‥‥‥」 純が話し出した。 「五条君も工藤君も、この前に言った通り、私がかっちゃんを好きになったの、かっちゃんが彼氏、かっちゃん以外はイヤなの、どうしてわかってくれないの?」 一呼吸置いて「もう、こんな事やめてほしい」 「五条も工藤も、これ以上純につきまとうなら、もう俺達の話し合いじゃあ済まなくなるけど、覚悟できてるんだよな」 「ああ、困るのはお前だろ」 「は~?あのね、俺はもう純の両親にも会ってるんだよ、話もしてるし、このままだと五条と工藤に対してストーカー被害届だすしかないんだけど、わかってる?」 「ストーカー? 」 「そうよ、あなた達がストーカー、かっちゃんと2人で先生のところに行く」 「一緒に行こうか」 「うん」 「‥‥‥」 「どうする?」と2人に言っても、無言 「‥‥‥」 「納得いかない?じゃあ、先生呼ぼうか?帰ったら純の両親にも聞いてみるか?」 「・・・わかった」 「工藤は?」 「・・・・今日のところは、これで帰る」 「工藤、今日のところじゃない、これからずっとだ」 「・・・・・・」 「ふ~ん、そういう態度か、工藤!今度同じことがあったら先生じゃなくてまっすぐ警察に行くから、いいな」 「五条!工藤がこういう態度だと、お前たち皆ストーカーとストーカー幇助になるけど   わかってる?」 「・・・わかった、工藤をつれて帰る」 五条が工藤を引っ張って、4人が戻って行った。 「かっちゃん」 「うん、大丈夫」 「ありがとう」 「田代さんと中野さんが教えてくれたんだ、あの2人にお礼言わなきゃね」 「・・・またかっちゃんに助けられちゃってね」 「そりゃあ、自分の彼女が困ってたら助けるよ、当然」 「うん、ありがと」そう言って唇にキスをしてきたので、おもいっきり抱きしめて・・恋人キス。 口を話すと、うっとりして俺を見ている。「見つかったらまずいから、ここまでだね」 「‥‥‥」 「帰ったらね」 「…うん」 「純大好きだよ」 「私も」 「じゃあ、そろそろ戻ろうか、田代さんも中野さんも心配していると思うから」 「うん」そう言って2人で女子部屋に行くと、田代さんと中野さんがやってきて 「大丈夫だった?」 「うん、かっちゃんが来てくれて助けてくれたの、田代さん中野さんかっちゃんを呼んできてくれてありがとう」 「ううん、いいの、なんか、五条君達の様子が変だったから、でも何もなくってよかった」 「うん」 「田代さん、中野さん、ありがとう」 「高谷君、どういたしまして、いや~高谷君、ちゃんと彼氏やってるんだね」 「ああ、まあね」 「い~わね~」田代さんと中野さんがユニゾる 「うん、いいでしょ」純がやっと笑顔に戻ってにっこり。 「それじゃあ、明日からもよろしく」そう言って俺は男子部屋に戻った。  女子部屋を覗くと何人か男子が遊びに来ていたが、今日のこの出来事でちょっと疲れたし、できれば純と田代さんと中野さんの3人にもっと仲良くしてもらいたかったので、そのまま男子部屋に戻る事にした。 修学旅行の2日目、朝、食事を終え、支度をしてホテルの玄関前のバスに乗り込む、こんなに早く移動?皆は結構ブーブー、でも俺は純の家まで毎日通ってるから、それほどでも、純が眠そうだった。今日は京都に移動して、そのまま全員で京都めぐり。 3日目は自由行動、他の皆にバレないように、集合予定場所のバクドに入り、そこから菅井と土屋は まっすぐ 今日兄のところに行く、そう、菅井と土屋は今日は兄に会いに行く。 俺は2人に、『後で教えてね』と言って、バイバイ。 それから3人で、京都めぐり、京都は見所が多すぎて行ってみたい所全部は1日じゃあ無理、大学生になってから行けば良いという事で意見が一致したらしく、それに移動時間を考えると、伏見稲荷に行ってから鴨川と祇園でぶらぶら。 鴨川のカフェでランチ、事前に3人で調べていたらしく、スムーズに入ってそれぞれ頼む、っていうかフレンチ?3000円? うわ~、純と2人でデートでもこんなの食べたことない・・ランチは2種類、純は俺と違うものをオーダーし、食べながらチラチラ俺を見るので、4人で食べている時にいつものはちょっとまずいかなと思い、お店の人を呼んでシェア用の皿を各2枚お願いし、田代さんと中野さんにも、皆で2種類の味を楽しんだ。  ちょっと高かったけどイベントだし、楽しいからいいか。 【――【初日】奈良のホテルで 恋バナ3人―】 「田代さん、中野さん、本当にありがとう」 「ううん、いいの、あの人達、なんか変な感じしてたし、でもやっぱり、って思った」 中野さんが 「私も、村井さんがあのグループから抜けて、こっちにきたじゃない、あれからも村井さんに色々言ったから」 「そう、でもあそこまでするとは思わなかった」 「うん、あの時、ちゃんと言ったのに、何であんなに私に言ってくるんだろうって思った」 「やっぱり『村井さん』はしょうがないかも」 「そっか~、皆から色々言われてたけど、そんな事ないって思ってたのに・・・」 「これからも、色々あると思うよ」 「そうね」 「まあ、でも、高谷君がちゃんと守ってくれるんじゃない」 「そう、いつもかっちゃんって守ってくれるんだよ」 「そうなの」 「うん」 「いいわね~」田代さんと中野さんのユニゾン 中野さんが話を変えて 「ねえねえ、皆に内緒にしていた頃、デートの時って誰かに見つかった事ないの?」 「うん、ショッピングモールで何人か会ったことあるけど、それ以外はないかな~ 電車とかあんまり使わなから、駅や電車はそんな事ないし」 「えっ?電車使わないの?まさか村井さんってお嬢様で運転手付きの車とか?」 「ううん、違うよ」 「何?」 「あっ」克己の話になるとポンコツになってしまう純 「何かあるでしょ、ねえ」 「・・・うん」(やっちゃた・・・・) 「ねえ、そこまで言って内緒はなしだよね」 「・・うん・・・あのね内緒なんだけど、かっちゃんオートバイに乗ってるの」 「えっ」2人ユニゾン 「学校はオートバイ禁止だから、絶対内緒なんでけどね、秘密だよ」 「うん」ユニゾン 「学校の皆がよく行くジオンショッピングモールとかは、かっちゃんのオートバイに乗せてもらってるの」 「村井さんと高谷君が2人でオートバイ?」 「うん」 「あのね、この事知ってるのいっちゃんと私だけなの、だからお願い絶対に誰にも言わないで」 「うん、わかってる、学校は禁止だもんね」 「ありがとう、あのね、かっちゃん、かっこいいんだよ」 「ふ~ん、高谷君がオートバイか~」 「よく見かけるスクーター? あーゆーのじゃなくて外国のオートバイなんだって、 オートバイの後ろに乗る時って、かっちゃんにぴったりくっついて、両手で思いっきりかっちゃんに抱き着くんだよ」 「・・・そうなの・・・」 「うん」 またまた、中野さん 「ねえ、後ろからぴったりくっついていると高谷君ってどんな表情?」 「う~ん?」 「何も言わないの?」 「うん」 田代さん 「おっかし~な、だって村井さんのその胸だよね」 「うん、何も言わないよ」 「あやしいね、こんど聞いてみよっか」  「あっ、どうしよう、またばれちゃって かっちゃんに・・・」 「大丈夫よ、高谷君ってやさしいでしょ」 「うん」 「そっかー、高谷君ってオートバイ乗ってるんだ~、人でオートバイデートか~、いいな~」 「いいね~」 「乗ってみたいな~」 「えーっ、ダメ、かっちゃんの後ろは私だけ」 「わかってるわよ、でも、ったりくっついて・・・そっか、もう2人大人だもんねえ」 「・・・うん・・・」純の顔が真っ赤に。 「でも、高谷君って皆が知らない、そんな秘密があるんだー」 「うん、まだあるんだよ~」 「えっ、何?」 「あっ」ポンコツの暴走は止まらない 「もうそこまで言っておいて、密はダメだよ」 「うん・・・」 「かっちゃんの学校の成績ってすっごい悪いの知ってる?」 「そうなの、見た感じ、ちゃんと勉強してるから、名前は載ってなかったけど、そこそこかなって思ってた」 「すっごい悪いんだよ、確かこのまえ、180位くらいだった」 「えっ?そんなに下」 「うん」 「じゃあ、大学受験大変じゃない?」 ううん、大丈夫なの」 「何?どうして?」 「あのね・・・・・・・」といつもの高谷説を話す。 「そうなんだ、なんか、ごいね」 「でしょ」 「だから、私もいっちゃんも、高谷方式って呼んで、同じこと始めてるの」 「そうなの」 「だから、私もいっちゃんも国語と英語はうまくいってると思う」 「何点?」 「えーと・・・90点と92点?だったかな」 「すごいね、武村君も?」 「うん、最初の時なんか、いっちゃんに国語負けちゃった」 「信じられない」 「でしょ、でもかっちゃんはもっとすごいよ、国語は学年トップなんだから」 「そうなんだ、でも、そうよね、私も私立にしようかな~って思ってるけど、春休みから何かしようかなって思ってた」 「私、もう、かっちゃんと同じ予備校にも通ってるよ」 「そうなの?」 「学校でお話できなくても、予備校で会えるから」 「そっか、だから、学校では秘密でも我慢できたんだ」 「うん」 「でも、もう予備校に通ってるのね」 「そう」 「私たちなんかあそこの駅前の塾だから・・・ ねえ、その予備校ってうちの学校の生徒通ってる?」 「3人見かけたくらい、まだいるかもしれないけど、周りの制服見ると皆、有名な高校ばっかりで、最初はちょっと引くけどすぐ慣れるから大丈夫」 「じゃあ、私にも教えてよ」 「うん」 「でも、驚いたわ、高谷君ってすごいんだね」 「うん、でも、皆は知らないんだよね」 「そっか、村井さんだけが高谷君のすごい事知ってたんだ」 「そう、だからどんどん好きになっちゃって」 「そうよね、そんな事知ったらそうなるわよね~、まああいつらはそんな事知らないから不満なんだろうね」 「・・・・・・」 「色々お話聞いてると、村井さんと高谷君って一番お似合いかも」 「そう?そう言ってくれるとうれしい」 ・・・春期講習から仲間が3人が5人になった。 【修学旅行—自由行動】 鴨川のカフェでランチをしながら、田代さんが俺に 「ねえ、高谷君ってオートバイに乗ってるんだ~」 「えっ」 純を睨むと、純は、シュンと下を向いて縮こまっている。 「大丈夫、秘密は守るから」 「ああ、乗ってる」 「なんかすごいのに乗ってるの?」 「いや、見た目は細くて、軽そうなやつだよ」 「でも、外国製って」 「ああ、まあそんな感じだよ」 「ふ~ん」 「ねえ、純って他に何か言った?」 「 うん、高谷君って皆はバカにしてるけど、実は頭が良いって話」 「あちゃー、それも話たの?」 「そう」 「ハハハ、別に隠したかったわけじゃないんだけど、バイクの事もあるしいちいち皆に説明するのも面倒だから、本当に仲が良くなった人だけにしか言ってないから」 「でも、高谷君っていろんなことやってるし、いろんなこと知ってるよね、どうして?」 「いや、そんな事ないと思うよ」 「そう? オートバイでしょ、音楽でしょ、それから菅井君達とアニメとかの話もしてない?それに勉強も」 「あー、俺、ほら、部活してないし、友達も少ないから、だから皆で遊ぶことないんだよ、バイクと予備校があるから、カラオケなんか1回しか行った事ないし、ゲーセンもほとんど行かない。 スマホゲームとさんてんどうゲームは家で少しやるだけだし、音楽はスポーティを流してるから色々聞いてるだけ、アニメは息抜きに見て興味をもったらラノベて感じ だからバイクと勉強と音楽とアニメ、ラノベって感じ、あっ、今は純との時間が一番大事ですよ」 「あれ、なんか熱いな~」と中野さんが言うと 純がにっこり、復活した。 「ハハハ」 そんな話をして、鴨川、祇園のあたりの観光地を回り、雑貨店で色々買ったり、3人はとても充実していたようだった。 集合時間の1時間前、約束のバクドでコーラを飲んでイモを食べていると、満足そうな顔をして、でもクタクタに疲れた菅井と土屋がやってきた。 今日行ってきた兄の話は帰りの新幹線で聞くことにして、伏見稲荷と祇園の街並みと歴史の話をして、それでレポートを仕上げるという事でつじつま合わせをして、集合場所に。 帰りの新幹線では、今日行った兄の話を聞いて、俺は「へ~、すごい」の連発、2人は それから、兄マットにも行って色々買ったみたい、兄マットは東京の方がたくさんあるからわざわざ京都で・・・とも思ったけど、京都限定があったらしく・・・そういう感度はすごい。 女子3人は廻りに聞こえない程度の声で、でも色々な話をしていたようだ、純が女子とこれだけ仲良く話しているのは、今までなかったかもしれない。 東京について、駅で解散、2人で帰る。 最初は6人一緒だったけど、途中から2人に、この日は2人とも疲れているし、荷物もあるのでそれぞれの駅でお別れ。 そういえばこんな別れ方って付き合ってから初めてかも。 そう思うとちょっと寂しくて、家に帰ってから、スマホを見ると純からRINEで「会いたいね」って、結局バイクで純の家に、いつのまにか×××で天国へ。 ヘトヘトになって、帰って、爆睡。 ちょっとトラブったけれど、純にも友達ができたし、なんだかんだ言って楽しかった。
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