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5:00pm
胡蝶蘭のセッティング、シャンパンタワーの確認など、ひととおり準備が終わったところで、翔はスマホを開いた
「5時すぎに仕事終わるから、お店に着くのは7時ぐらいだよ」
結衣からのライン
返事を送ろうとしていると、
「翔、何スマホいじってんだよ、
準備しろよ、着替えるんだろ、衣装、レンタルしてんだろ」
店のナンバー3ホストのタイガに言われた
「あ、はい、今着替えます」
(待ってるよ、ゆいちゃん)
ラインをササッと送って、スマホをしまった。
「今ごろ連絡してんじゃないよ、VIPの客か?」
「今日、100万のボトル入れてくれるって・・・」
「100万?それ、太客じゃないよな、
シャンパンタワーだけでも100万いくんだから、
せめて500ぐらい入れてくれる客みつけなきゃ。
今日はフリーの客いっぱい来るから、指名とるチャンスなんだぜ。
今日指名増やさなきゃ給料とれないぞ」
「はい、着替えてきます。」
「先輩たち、翔のために指名客の友達連れてきてくれるんだから、がんばれよ、」
「はい、」
白い羽織袴に着替えていると、
「姫さま、ごら~いて~ん」
先輩たちの声が聞こえて、翔は急いで出ていった。
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