夜風

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「でもじゃあさ、  溜まってる時とかどうすんの?」 「別に、一人でするけど」 「彼氏いんのに?!」 「あっちも一人でしてるし」 「うっそ!付き合う意味!」 そこへ彼が。 「アイス買ってきた」 私の部屋へ帰ってきて。 「切るねー」 通話を終える。 「今の、会社の人じゃないよね?」 「うん、大学の同期」 「よかった」 「よかった?」 一応、彼を知る人に彼との性生活なんて話さないけど。 彼も分かってはいたけど、通話を聞いて心配になったのかもしれない。 それから彼は、少しよそよそしくなった。
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