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私は金縛りにあったように動けない。実際そのときの私は、宇宙人の目に見えない不思議な装置によって身体の自由を完全に奪われていた。もちろん私は、呻き声さえも出せなかった。そんな私を真上から見下ろしながら、宇宙人はテレパシーを駆使して名前を名乗った。宇宙人が私に対して何と名乗ったのか、それを今ここで明かすことは出来ない。なぜなら私には宇宙人と交わした約束があるからだ。宇宙人との約束によって、守秘義務と言うべき制約が私には課せられている。宇宙人との約束を反故にすることは決して許されない。そんなことをしようものなら、私はたちまちのうちに大宇宙の掟によって消されてしまうだろう。
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