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食堂から出て行こうとした時
「なんでだよおぉぉお!!!!
なんで彩陽を構って俺を無視するんだよ おぉぉぉ!!!!!!」
転入生が喚き始め次にはヒステリックにブツブツと呟き始めた
「俺は愛される存在なんだ 母さんも父さんもおじさんもおばさんも言ってた
なのになんで響也は俺を無視するだ!!
おかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしい
・ ・ ・
そうか!!全部彩陽が悪いんだ!!!
俺と響也の仲を邪魔する悪い奴!」
そういうと俺を睨み付けてきた
その場にいた生徒から転入生を猫可愛がりしていた生徒会役員までおかしい奴を見る目で転入生を見ていた
皇が俺を自分の背後に隠すと転入生に言葉を放った
「お前が今まで蝶よ花よと過保護に育てられて自分は愛されて当然だとバカな思考になったかもしれないが…そんな分けないだろう」
皇は今凄く怖い顔をしているに違いない
関係ない生徒、生徒会役員が怯えているからな
さて、そろそろ風紀として動かなければ
こんな空気の中声を出したく無いんだが
ハァ 仕方ない
手を叩き 俺に注目される
「風紀として今回の騒動は注意だけにしておく だが、もう一度問題を起こしたら転入生
お前は退学だからな
それと、」
生徒会役員共に仕事をしろと言おうとした時皇から身体を引かれ口を動かすのを辞める
なんだと見るが皇ら俺を見ずに
「話は以上だ 皆食事を続けるように」
と勝手に終わらせ俺の腰を引き一緒に食堂を後にした
無駄に豪華な廊下を沈黙しながら二人で歩く
隣から不機嫌オーラがバシバシ伝わってくる
だが、聞きたいことがある
「なぁ、なんで生徒会役員共に注意しようとした時に言わせなかった」
「……………俺のプライドと今更仕事するとか言われてもどの面下げて言ってんだってなっただけだ」
「そうか」
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