皇 響也

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皇 響也

会長視点 俺の名前は皇 響也(すめらぎ きょうや) 誰もが知っている五大派閥の一つだ そして、自分で言うのも何だが容姿、家柄、勉学、運動常に一番だ よって誰もが俺に媚びを売ってきた 別にそれが不愉快に感じているわけではない俺が身分の低い家柄に生まれていたらそうなっていただろうから ただ……………少し寂しい そえ思っている時に転入生がやってきた 俺以外の生徒会役員たちは恋に落ちたが俺は無理だ たしかに寂しいとは思っていたが、けして上から目線で勝手に友達だと喚く奴なんかと友達になるわけましてわ恋に落ちるわけが無い あいつらが仕事をしなくなった 最初は体調不良、用事があるのかと思っていたが転入生を囲んで楽しそうにお喋りしているのを見て仕事を放棄したと確信した 二週間たったが仕事が多い 本来六人でやる業務を一人でやっているので睡眠時間や食べる時間を削らなければ終わらない 仕事が終わらない 頭痛がする 食欲がわかなない まだまだ、書類が山のようにあって軽く目眩を覚える 仕事はしないのに役員共は生徒会室に転入生を連れ込む わいわい騒いだ後は片付ける訳でもないのに転入生は俺を誘ってくる 本当にうるさい でも、…… 「……寂しい」 ハッ 何を言っているんだ コンコン 「入れ」 「失礼…っ!」 「どうした」 風紀委員長 北条が入ってこようとして俺の顔を見た瞬間こちらに急いで来て俺の顔を凝視する その目には心配の色が見えた…気がする 「顔色が悪い 休んでいろ」 「この書類が終わったらな」 「今休め」 「……………。」 北条の言葉を無視し仕事を再開すると此方に歩いてくる影が見えた 「貸せ 書類の整理ぐらい風紀にも出来るはずだ」 「………は?」 「貸せと言っている」 「お前がか?」 有り得ないと顔に出ていたのか 雰囲気がむっ!とした感じになった
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