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「上限?」
「うむ。災魔や害獣を倒す事に貢献する者や人々の安全のために魔獣を多く倒している者と、ただ漫然と日々を過ごしていた者と…では差をつけねば不公平である」
「ほー、そんなトコまでちゃんと考えてんのか。神ってやつは意外としっかりしてんだな」
「当たり前だ。神だぞ」
男の話を聞いて俺が意外に思いながら返すと偉そうに言ってきた。
「んで?金額は?」
「最低一千万円。そこからこの世界で持っていた金が加算される」
俺が内容を聞くとこれまた意外にも普通に内訳を教えてくる。
「おおー…一千万か、豪勢な事だ」
「そなたの功績なら……うむ。5億…いや大変癪ではあるが10億円ぐらいは許可しよう」
「10億!!?」
「本来なら100億円まで許可したんだが、この前の神への狼藉、無礼の数々で天引きだ」
後悔するがいい…と、神はしたり顔でニヤリと笑いながら言う。
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