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「へー、ココか…お邪魔しまーす、っと。お、元空き家にしてはだいぶ綺麗じゃねーの」 町の中心街から少し離れた一軒家の中に入ると柴田は床や壁を見ながら意外そうに言う。 「そりゃ掃除ぐらいするだろ」 「マジで!?お前家事とか出来んの!?」 「できん」 「出来ねぇのかよ!」 柴田が驚きながらの聞いてくるので隠すこともなく素直に答えるとツッコむように返された。 「じゃあ誰が掃除してんだ?やっぱり家政婦とか雇ってんのか?」 「いや、普通に俺の兵が。ほら」 柴田の疑問に俺はリビングのドアを開けて今も掃除中の兵士の姿を見せながら答える。
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