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第1章 あの夏の思い出 1−1夏の計画
遡ること一年前
僕、風見 玲は、隣にいる彼女の水海 歌と夏休みにすることを話しあっていた。
そう明日から夏休み。そして最大のイベント夏祭りが一週間後にある。
そこで片思いしている歌に告白しようと思っている。
片思いといっても歌の気持ちによるのだが、、、
僕たちは夏休みのスケジュール帳を作った
「確か夏祭りの前に七夕祭りってあったよね。」
そんなのが去年にもあった。その時は歌が熱を出して僕はその看病をしていていけなかった。
「あぁ、そんなのがあったな。今日は七月五日、二日後か。」
僕にとって七夕祭りはもう小さい頃のことだからどうでも良いと思っていた。
すると、、、
「玲は行くの?」
突然彼女に聞かれ驚いたが照れ隠しするように
「ま、まぁ随分前のことだし久しぶりに行ってみようかな中学生以来だし。」
と答えた。
久しぶりと言っても一年振り小さい頃に描いた思い出は今は思い出せない。
一昨年の高校受験で忘れてしまったからだ。
高2だからもう行かないと思っていたが、ふともう一度行ってみようと思ってしまった。
「玲は何を着ていくの?」
「僕は、普通の私服かな。」
「えぇ浴衣とか着ないの?」
僕は小さ頃のと今、彼女に見せられない浴衣があるため
「着ないよ。あまり持ってないから。」
「あまりね。ふぅん。」
「な、なんだよ。」
「別にぃ。何でもないですけど。」
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