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野菜を色々頂いて帰って来たものの、雨音は何かが心に引っかかったままだった。
おじさんとおばさんは私の名前を聞いた時、何だか変だったと雨音は気になっていたのだ。
気になりながらも、仕事が忙しくなり雨音はおじさんたちに会えなくなっていた。
それでも仕事から帰宅するとドアのところに、トマトやキュウリが置いてくれてある日もあって、そんな日はしみじみありがたいと思うのだった。
雨音は、今度の休みにおじさんとおばさんにお礼を言いに行こうと思った。
当日、お礼にお菓子を焼いておじさんのお宅に行くと、おじさん達はお留守だった。
代わりに出て来たのが息子さんの義雄さんで、思ってもいなかった話を教えて下さった。
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