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それから少女こと花音と、青年こと陽介は交際を始めた。付き合い初めて知った話、花音は大学2年。陽介は、高校2年。4つも年が離れている上に花音が年上だったことがわかった。
『あたし、童顔なんだよね、、、こう見えてもハタチなんですけど。』少し怒りながらも花音は陽介の手を握っていた。
『まさかね、自分より年上だとは思わなかった。でも見た瞬間なんだろう、死んじゃダメって思ったんだよね。運命の人?だっけ?あれっておとぎ話だったんだろ?』彼はあの時はありがとう、と笑いながら話すが花音は呆れた顔で言った。
『はぁ。あのねぇあの話は、私が大学で研究してる、真面目な話しよ。最近、日本の合計特殊出生率は、年々減っていってるでしょ。それに比例して自殺の件数が多いのよ。だから、運命の人に合わないまま死ぬ人がいるって言う仮説を立てたのが私の大学の教授なの。もうすぐ立証できるらしいわ。』
と真面目に話した。
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