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チグリス・ユーフラテスの二つの川があり、農耕・牧畜が盛んでしたが、
当然、川の氾濫などがあり、高度の治水・灌漑(かんがい)技術、
知識が必要でした。
交易も盛んで、他国とも関係を持つことになります。
王も幼い時から帝王学を学び、最高の教師について、
学びを得ていたはずです。
なにしろ、後述するエンキドゥを、ウルクに呼び寄せるために、
ハニートラップを、仕掛けるくらいの知恵が働く人物ですから。
陰謀・策略家の一面がありますね。
暴君で、ウルクの市民たちを苦しめたのです。
まだ若くて権力をすべて手にして、イケイケで調子に乗っちゃった、
自分の力を、持て余していたという感じですかね?
欲しいものは、全て手に入る・・・
周囲の取り巻きも、イエスマンだっただろうし。
孤独な独裁者・・・
と、言う事情で、ギルガメシュ王の暴挙に困り果てたウルクの市民は、
天の神アヌという神様に「何とかしてほしいよぉ」と泣きついたのです。
アヌ神は、ギルガメシュ王の暴走を阻止するために、
おさえ込むライバルを、つくろうと考えました。
アヌ神は、創造の女神アルルに頼んで、粘土でエンキドゥを、成形したのです。
ギルガメシュ王と対抗できるだけの力を吹きこんで。
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