本気にさせたのは

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本気にさせたのは

「マリー、君は私を本気にさせた。」 そう言うと、私にのし掛かっていたジュアスは私の唇に柔らかく口づけました。優しいのに、圧倒的な貪欲さを見せるその唇は、私の唇をついばんだかと思いきや吸いついて、私はあまりの誘惑に思わず唇を開けてジュアスを誘いました。けれど焦らされてしまって、待ちきれなくなったわたくしの方が、舌を伸ばしてジュアス様の唇を突いて懇願してしまいました。 微かに呻きながら目をギラつかせたジュアスは、ご自分の襟元のクラバットを解くと、見たこともない色めいた眼差しで私を見詰めました。 「この悪戯っ子め。」 そう言ってニヤリと笑うと、もう一度私の唇に降りてきました。今度のジュアスは全く遠慮がなくて、私の口の中でいやらしく舌を動かして、わたくしはあっという間に興奮させられて息が上がってしまいました。そんな私にジュアスは口元で微笑むと囁きました。 「マリー、ゆっくり息をして。そのままだと気絶してしまうよ。」 わたくしはこの時に何かのスイッチが入ったに違いありません。わたくしはぱっちり目を開けるとジュアスの襟元を掴んで引きつけて、ゴロリと回転させました。ジュアスは何が起こったのか、訳がわからないという表情で私を見詰めました。わたくしはジュアスの真似をして妖艶に微笑んで優しく言いました。 「ジュアス、あなたの方が食べられるのですわ。」 わたくしは多分タガが外れてしまったのでしょう。 ジュアスの解けたクラバットの下のシャツのボタンを焦らす様にひとつづつ外しながらも、時々ジュアスの胸の尖りを、シャツの上から撫でさすって可愛がりました。少し呼吸の上がって来たジュアスの期待に応える様に、シャツの上から硬くなった胸元を強く摘みました。 腰が揺れるジュアスの顔が赤らんだのを見て、わたくしはドレスを捲りました。ジュアスの視線を感じながら、ジュアスの昂り始めたそこへ、私の下着越しにさっきから疼く花びらを押し付けてゆっくり揺らしました。ジュアスのなんとも言えない硬さがちょうど良くて、私はあっという間に夢中になってしまいました。 「んっ、あぁん。あ、あんっ。」 わたくしが、ジュアスの男性自身を使って気持ち良くなっているのを見て興奮したのか、ジュアスのそこがグッと大きくなったのを感じました。わたくしは思わず大きく喘いで、焦れつく身体の熱を吐き出しました。
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