昇降口のショート・ロマンス
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彼は、私の返事を待つみたいに黙っている。こういう、ちょっとした優しさに胸が締め付けられた。 「ごめん」 私が取った行動はそれなりに最低で、それなりに正解だった。彼の顔を見ずに、そのまま飛び出した。 水たまりを踏んづけて、ローファーと靴下がびっしょりと濡れる。どしゃぶりの割に、思ったよりも体が濡れる感覚はわからなかった。
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