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先生「おまえ、今回のテストも点数が悪かったな、どうしてだ?」
生徒1「すみません、テストという理原を教えて下さい。」
先生「テストとは、おまえの能力を測る試験のことだ」
生徒1「では、そのことで私の人間的価値が決まると?」
先生「…」
生徒1「心までも知ってしまうという紙ってスゴイですね」
先生「全部分かるわけではないが、努力できるかの価値は分かるぞ」
生徒1「努力はしました」
先生「じゃあ証拠をみせろ」
生徒1「無理です。自分の心で努力をしたと思っているので」
先生「ウソだな」
生徒1「…じゃあ、先生は先生になるために努力しましたか」
先生「ああ」
生徒1「証拠を見せて下さい」
先生「試験用の本などを使ったぞ。見せようか」
生徒1「買っただけかもしれません」
先生「…そんなことはいい!私は試験に受かった。しかし君はテストの点数が悪かった。違いは分かるな?」
生徒1「はい。先生は人間価値はテストで決まると思っていて、私は違うと思っている、という違いです。」
先生「…」
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