21日目という名のライバル

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21日目という名のライバル

元々そんなにその子は印象になかった。 よく笑う子だな。確かそう思っていた。 いつからだろうか。笑顔で俺たちに話しかけに来るようになったのは。そうして毎日話している内に気付けば彼女を目で追うようになっていた。 これが恋なのかと何度も悩んだ。 けれどもう彼女のことしか考えられない俺はきっと、いや、絶対彼女を好きなのだろう。 彼女は俺のことをただのクラスメートだって思っているかもしれない。けどこんなに話しかけてくれるってことは期待しても...いいんだよな? いつか絶対振り向かせるから。
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