兄と殺人病

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?「なかなか早いな。   もしやお前魔界のものか?」 当たってない! 私の攻撃は見知らぬショタにきれいに避けられていた。 彩「あなた...誰?   なんでお兄ちゃんを殺したの⁉」 ?「質問が多いな...。   時間がないから早く済ませるぞ。   まずは俺に名前はない。   そして俺はこいつを殺してなんかいない。   まず殺せない。             」 は?あのクソ兄ってそんな強かったっけ...。 しかも名前ないって何⁉ 私が色々と心のなかで思っていると、ショタの後ろで声がした。 「あやぁ...」 お兄ちゃんの声だ! 彩「クソ兄...」 ?「だめだ!こいつと話すな!   話したら死ぬぞ!    」 いきなり叫ばれ言葉が止まる。 彩「なんでよ!   私のクソ兄なんだから好きに話していいでしょ!   話したぐらいで死ぬわけ無いじゃん!        」 健二「俺は彩を殺したくなんてないんだよ。    早く逃げろ。    俺は今殺人病にかかってるんだ。    だから逃げるんだ彩。    もう自分では止められない。    体が勝手に動くんだよっ!    」 健二がショタに向かって攻撃を仕掛けた。    え...!? ?「だから言っただろ!   この状態になると止めにくくなるんだよ!」 見知らぬショタとクソ兄が戦っているのを、私は見ていることしかできなかった。
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