異世界

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夜が明けて、人々が往来し始めた。私は皆が集まる街の中心部に向かった。 服装は私の世界と多少異なるようだ。若い女性がとても短いスカートを履いているし、男性たちは多くの人たちが紺色の似た服を着ている。服装はバリエーションに富んでいる。特に若い女性が着ていた黒いレースのようなヒラヒラの服は何だろう。 服装は私たちの世界にも参考になるわね。 この世界に馬車は存在しなかった。その代わりに箱型の車輪が付いた乗り物、非常に細長く数100mもある乗り物、さらには驚く速さで空を飛ぶ乗り物まで存在する。 これらはどういう原理で動いているのだろうか? また、天に向かってそびえ立つ搭もある。それは他の建物と比べ物にならないくらい高い。てっぺんまで登るのが大変そうだ。 人々は手に握った四角い小さな石板のような物を見ている。あれは何だろう。私は座って石板を見ている人物の後ろに回った。その表面を覗くと、石板には別の世界があった。何ということだ。中には小さな人々が住んでいる。 私の想像力はとても刺激された。この世界には未知なるもので溢れているわ。
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