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2人はカウンター席に座ると、ウララが改めて際どい制服を見つめた。
「私、今暇だからバイト位したいけど、ちょっとその制服はねぇ……」
「いいじゃない。私はこの制服大好き。男達は私のダイナマイトバディ目当てで来るのよ!」
「作られたダイナマイトバディだけどね」
「そう、ニューハーフには何でもござれよ」
片桐響は、女性も見惚れる姿をしていたが元男だった。
「単刀直入に言うわ。次のバイトが見つかるまで店を手伝って!」
響は瞳を潤ませる。
年上の幼馴染で、腐れ縁を続けていた。
ウララはそう言っているものの断るつもりはなかった。
「しょうがないなぁ。やるよ。ところで、あの支柱は何?」
「わぁ、ありがとう。アレは私がポールダンスする用の支柱よ!」
ウララは少しずっこけてしまった。
やはりこの店は怪しい。
「今日から頼むわねぇ」
にっこり笑って言われ女性になった友人をウララは見惚れてしまうところがあった。
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