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16時、ワイルドシング店内。
響とウララ、従業員2人は開店準備を進めていた。
ウララは気分よく仕込みをこなしている。
「ウララ、何かいいことあったでしょ?」
響の質問。さすがに感が鋭い。
「良い男に会っちゃてさ」
「へー、ウララが気になる男子って恵那君以来じゃない?」
ウララは恵那君という名前を聞いてドキッとした。
「もう、恵那君の事はいいの!今日会った人野球上手かったなぁ」
遠い目をする。
「アンタの好きになる要素は野球の上手さなんかい!」
エセ関西弁で突っ込んだ。
(また会えないかな……)
ウララには、また会えそう予感があった。
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