第1話 ボンバー誕生!!

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 17時の開店と同時にお客さんが入ってくる。  響目当てのお客さんばかりだ。  この界隈では有名人。  常々「私のスリーサイズは峰不二子を凌駕してるわ!」と豪語している。  そこに居るだけで常人にはない華やかさと存在感がある。  ウララも接客を始めると忙しさに時間の感覚がなくなっていく。 ※※※※ 「あら、いらっしゃい金村さん」  響の艶のある声がする。  ウララは入口に目を移すと雷に打たれたように固まってしまった。 「あっ、昼に会った……」  金村も目を見開き驚いている。 「そういう……」  響は合点がいったようだ。  金村の横にはガッチリとした体格の男性も居る。
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