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17時の開店と同時にお客さんが入ってくる。
響目当てのお客さんばかりだ。
この界隈では有名人。
常々「私のスリーサイズは峰不二子を凌駕してるわ!」と豪語している。
そこに居るだけで常人にはない華やかさと存在感がある。
ウララも接客を始めると忙しさに時間の感覚がなくなっていく。
※※※※
「あら、いらっしゃい金村さん」
響の艶のある声がする。
ウララは入口に目を移すと雷に打たれたように固まってしまった。
「あっ、昼に会った……」
金村も目を見開き驚いている。
「そういう……」
響は合点がいったようだ。
金村の横にはガッチリとした体格の男性も居る。
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