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ウララが聞きつけ顔を出すと山口が反応した。
「あのでかい子か。可愛いじゃん。カネ暇なら行ってやれよ」
「まあ、暇なんだけどさ。一緒に行くかい?」
金村は優しい声音で言った。
ウララは直立不動で「行きます!」と宣言した。
「はは、君、面白いねぇ」
山口は朗らかに笑っていた。
ーー営業時間終了間際は響のポールダンスショーで店内は興奮に包まれる。
金村と山口は手を叩き、目尻を垂らしてショーを楽しでいた。
(何かサイテー……)
ウララは金村のだらけた顔に少し嫉妬していた。
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