第1話 ボンバー誕生!!

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 対面する形で座っていると改めてどぎまぎしてくる。 (金村さんってやっぱりイケメンだなぁ) 「俺は一番スタンダードなやつにするけど、霧島さんは?」  はっと我に返り「じゃ、じゃあ私も同じので」と言った。  金村は店員を呼び、物腰柔らかく注文を終える。 ※※※※  届いたスープカレーは溢れんばかりに具沢山。 「美味しそう」とウララが声を漏らすと、金村は嬉しそうに微笑していた。  スープだが、コクがあり、ご飯と良く合う。  スプーンが止まらなくなる。  ウララは黙々と咀嚼する。 「気持ちの良い食べっぷりだね」  金村の言葉にウララは顔を赤らめた。 「美味しかったです」 「そりゃあ良かった」  金村はそろそろ行こうかと言って伝票を持って行ってしまう。  ウララは慌てて後を追うも支払いの最中だった。 「私も払いますよ」 「いいのいいの。男にカッコつけさせてよ」  あくまで爽やかな金村に心を撃ち抜かれていた。
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