第1話 ボンバー誕生!!

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(入場の時にチラシを貰ってたな)  ショルダーバッグにしまっていたチラシを取り出し、確認する。  番号はかすりもしていなかった。 「痛っ!」  ウララの頭に突き刺さる痛みを感じる。  紙飛行機が頭に当たっていた。 「ゴミは拾わないとね」  金村が腕を伸ばし、紙飛行機になっていたチラシを開く。  さっと番号に目を走らせる。 「霧島さん!この番号当たってるよ!」 「え?え!?」  オーロラビジョンを2度見した時には当選番号は消えていた。 「霧島さんにあげる。ラッキーだね」 「本当!」  ウララは紙飛行機を飛ばした本人が来ないかどきどきしながら、試合終了後、改めて確認しようと思った。
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