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(入場の時にチラシを貰ってたな)
ショルダーバッグにしまっていたチラシを取り出し、確認する。
番号はかすりもしていなかった。
「痛っ!」
ウララの頭に突き刺さる痛みを感じる。
紙飛行機が頭に当たっていた。
「ゴミは拾わないとね」
金村が腕を伸ばし、紙飛行機になっていたチラシを開く。
さっと番号に目を走らせる。
「霧島さん!この番号当たってるよ!」
「え?え!?」
オーロラビジョンを2度見した時には当選番号は消えていた。
「霧島さんにあげる。ラッキーだね」
「本当!」
ウララは紙飛行機を飛ばした本人が来ないかどきどきしながら、試合終了後、改めて確認しようと思った。
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