8日目の恋人たち

8/9
117人が本棚に入れています
本棚に追加
/66ページ
 バスタオルにまたアドニスの身体を包んで抱え、浴室に舞い戻った。 「……えっ、いまからすぐに? ちょっと休憩はさまない?」 「いや、俺はぜんぜん疲れてないから」 「オリーが疲れてなくても、僕が限界…………ん、んっ、……も……バカっ」  ぐだぐだ文句を言う唇を唇で塞いだ。  ああ、ほんとにもう。可愛い恋人のすべてがエロくて眩暈がする。 「かきだしたら、二回戦しよ?」 「えっ……!? じゃあ、かきだす意味」 「俺がいろいろ試したいだけだから。お願い、付き合って」  養成学校時代、実は男同士で付き合ってるカップルが同級生にいて、かなり詳しく教わった。体位とか、どこが感じるとか、中に出したときはどうするかとか。  だから知識だけは豊富だったけど、実践してみたら想像よりはるかに気持ちいい。  アドニスの両脚を開き、向かい合ったまま膝の上に抱える。その孔にふたたび指を差し込むと、ぐちゅ、と卑猥な音がした。 「王子様、一番どこが感じる? 一生奉仕するから、教えて」 「一生……って」  指の角度を変えると、細い腰がびくっと跳ねた。 「ここ? 気持ちよさそうだね?」 「……ああっ、ダメっ、そこ、はっ」  アドニスが俺の腕で必死にもがく。非力なアドニスの抵抗なんて、何のことはない。  真面目に鍛えた甲斐があった。 「はあぁ。身体中えっちで敏感で、ぜんぶ可愛い。アドはさ、いつから俺に抱かれる想像してたの?」  いつ、って……とアドニスが口籠る。 「何? 言えない? 教えて、お願い」  敏感な場所を執拗に指で攻める。俺の腕にアドニスの爪が食い込んだ。 「待っ、て……しゃべれ、な」 「わかった。休憩」  指を引き抜くと、胸の中にぐったりと倒れ込む。
/66ページ

最初のコメントを投稿しよう!