花火

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また次の日──。 彼らは象形文字クイズをしていた。 「この文字は今のなんて文字?」 「鳥の絵っぽいから『鳥』じゃね」 「じゃあこれは?」 「うーん……『馬』だ!」 「じゃあこれは?」 「いや『これは?』って……こんなの出しちゃダメでしょ。どんな流れよ」 するとそこに常務がやってきた。 「はい、仕事だぞ。休憩しっかり取れたか?」 「あ、はーい。早くそれ消しとけよ、その絵」 「お、『心』の象形文字じゃないか。よく知ってるな」 「え、それ『心』って文字だったの?」 こうして彼らは仕事へと向かっていった。
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