花火

4/7
前へ
/7ページ
次へ
彼らの仕事は過去調査団。現在まで語り継がれている伝説を確かめに行く。大きなものでいうと邪馬台国はどこにあるのか。恐竜は隕石で絶滅したのか。小さいものだと鍵はどこに落としたか。 庶民からは簡単にいえば便利屋と扱われ、学者には大きな期待が込められた団体だった。 今日の調査依頼はペットのクロを探して欲しいというものだった。結果は成功に終わった。ただペットが犬だったのには少し驚いたが。 「よし、今日のノルマは終了!」 「もう依頼が来たよ。花火がどうやってできたかだってさ」 「早いな。じゃあ明日調査してみるか」
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加