私の弟は反・反抗期

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 泣き疲れたからか、気づいたら私は眠っていて、不思議な夢の中にいた。  その夢の中で、私は袴のようなものを着ており、家と見られるこの場所には見たことのない道具や本が置いてあった。まるで、昨日見た明治時代が舞台のドラマの世界みたいだ。この世界での私はとても意地悪で弟に冷たく当たっていた。夜になると、弟に意地悪をしてしまう自分が嫌で一人で泣いていた。才能のある弟がただただ羨ましくて、嫉妬してしまう自分が嫌いで苦しかった。    こんな嫌な夢なら早く覚めて欲しかったのに、この夢は長くてリアルで、辛かった。  目が覚めても、私は泣いていた。こういう夢に限って忘れてはくれないから嫌だ。私は涙を拭き取り、もう一度眠りについた。
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