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心、照らす月影と夢
夢で月が輝いている
この世界の自分を輝かせてくれている
水面にその光は反射して、月に道が生まれる
それを僕らは空の近くで見つめているんだ
まるでそれらを別世界のような扱いをしながら
僕らは星空を瞳に映している
その美しさは何処にも同じものはなくて
初めて見つけた夜空だった
やがてその光は宙を駆けて
魚のように夜空を泳ぐ
まるで銀河が海の様に感じた
それを窓から僕らは1人、眺めている
だって、僕はモーセではないから。
その沈む浮き橋を渡ることができない
僕は1人だ
聴覚というのは時にそれを伝えてくる
だって今、僕は空を見ていない
月だってまったく見えない
がたん、と泣く車内にいるだけだ
僕らの心は宇宙なのかもしれない
だって、その景色だって夢物語なのだから。
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