第3話 モーニングコーヒー

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第3話 モーニングコーヒー

 私は大体いつも朝5時半くらいに起きる。起きてまず顔を洗い化粧水などで肌の手入れをした後、服を着替える。私の仕事場はそこまで服装にうるさくないので、比較的ラフな格好である。  着替えたら朝ごはんを作る。作るといっても朝ごはんはだいたい夜の残り物とヨーグルトなどを食べている。ちなみに朝はごはん派だ。今朝は昨日の夜作ったピーマンのきんぴらが残っていたのでそれと、あとは納豆を出す。  冷凍ご飯をだして解凍をしている間に納豆を混ぜてヨーグルトとともに机に運ぶ。本当はヨーグルトにバナナや冷凍の果物を入れられたら最高なのだが、そんなお金はないのでプレーンヨーグルトで。 「今日は何の音楽にしよう」  何も音がないのは寂しいのでスマホからお気に入りの好きな音楽を控えめな音量で流す。大きな音にすると隣から苦情がくるから気を付けないと。電子レンジから解凍されたご飯をだして今度はピーマンのきんぴらを温める。  その間にケトルでお湯を沸かす準備をしていると、きんぴらが温まった。ランチョンマットの上にご飯、納豆、ピーマンのきんぴら、麦茶、箸をのせて準備完了。 「いただきます」  ちくわの入ったきんぴらが美味しい。いりごまが入っているのでごまの風味もする私の好物の1つだ。納豆をご飯の上にかけて納豆ご飯をかき込む。麦茶をのんで最後にヨーグルトを食べると、口の中がさっぱりしてありがたい。  少々早食い気味な私はすぐに朝ごはんを食べ終わり、食器を片付ける。ガチャガチャとお皿を洗って片付けたあと、ドリップコーヒーを取り出した。いつもはインスタントなのだが、今日は貰い物の高めのドリップコーヒーを飲むことに。 「今日は絶対忙しくなるから気合入れよう」  私は毎朝コーヒーか紅茶を飲む。割合としてはコーヒー8割、紅茶2割だろうか。とにかく何かしらを飲むようにしている。ケトルで沸かしたお湯を注いでコーヒーを準備していつもの定位置に座り、コーヒーを飲む。  私はコーヒーが好きだ。まあコーヒーに限らず紅茶、緑茶、ほうじ茶、ハーブティーなど結構何でも飲む。そんななかで朝少し早起きしてコーヒーをぼんやりとしながら飲むのが大好きなのだ。  正直この時間がないと仕事をする気が起きない、それくらい大事な時間だ。人によってはそれよりも寝ていたい、なんて人もいるだろうが個人的にはこの時間がないのは考えられない。  好きな曲を流しながらぼんやりコーヒーを飲む。頭の中は空っぽにして気持ちを落ち着ける。そうやっているといつの間にか15分ほど時間がたっていた。 「いけない、そろそろ準備しないと」  マグカップを水につけてから洗面所で歯を磨く。そのあとはメイクをパパっとして髪の毛を整える。最後に荷物の確認をしてから部屋の中も確認。 「行ってきます」  誰もいない部屋にそう声をかけて家を出ると外は快晴だった。今日は晴れていてよかった。そんなことを考えながら仕事場に向かうのであった。
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