Prolog

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Prolog

──俺たちが落ちたのは恋じゃない。  俺たちは互いに都合がよかったのだ。    それを運命だとか、愛だとか耳障りのいい言葉で語りたくはない──。  (しゅう)は俺を愛してるんじゃない。  俺がΩだから、秀は俺を選んだに過ぎない。 ──いつか朝が来て、秀は目を覚ます。  そして当たり前のように俺の前から姿を消すだろう……。
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