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律さんの言葉を聞いた涼さんは、頭を上げ『虹恋』と私を呼んだ。 「煌蓮のメンツ達を見張りに立たせる。 それに、夕方には、毎日、俺が来る。 だから、1人で出かける事をするな。 なんかあったら登録してある俺の番号に電話をかけて来い」 涼さんの言葉を聞いて、強く頷いた。 『良い子だ』と言った涼さんは、私の頭を撫で【Bonheur(ボヌール)】を出て行った。 「錦織君は、案外忙しいのよ。 多分、仕事をする為に煌蓮総本部に戻ったはずよ」 そう言った律さんの言葉に、私は大きく頷いた。
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