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律さんの所で暮らし始めてから、半年経った日、お父さんとお母さんが【Bonheur(ボヌール)】にやって来た。 「虹恋、すまなかった」 「ごめんね。虹恋」 お父さんとお母さんは、そう言って頭を下げてくれた。 これで元に戻れると心の底から思えた。 「帰って来なさいとは言わない。 これからは、虹恋の思う様に生きていけば良い。 だけど、たまには元気な顔を見せて欲しい」 お父さんの言葉を聞いて『うん』と大きく頷いた私。
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