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お父さんとお母さんの後ろ姿を見ながら思う。
この半年間、お父さんとお母さんは、沢山悩んだはず。
取り返しのつかない事をしたと、沢山悩んだはず。
【Bonheur(ボヌール)】に来るのだって、勇気が必要だったはず。
だけど、逃げるのではなく、キチンと現実に向き合ってくれた事を私は誇りに思う。
その日の夕方【Bonheur(ボヌール】に来た涼さんに、お父さんとお母さんの事を話した。
「良かったじゃねぇの」
涼さんは、そう言って頭を撫でてくれた。
『虹恋』と呼んでくれた涼さんの唇と私の唇が重なる。
閉店してからの【Bonheur(ボヌール)】の作業部屋。
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