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「おわった。つかれた」
家の仕事を終え、食事を済ませた狂歌はひとりでソファーに寝そべっていた。
「、、、ふかふか。」
ふかふかのソファーの上で琴音の膝にあたまをのせるのがすきな狂歌。
「ねむい」
狂歌は目を閉じる。
「ぼうや、向こうであなたを呼んでる人がいるから付いてきてよ」
その一言から始まった地獄。
毎日のように犯され、殴られ、監禁されたあの地獄の5年間。
「おねえさん、どこいくの?」
黒い影は狂歌の手を掴んで暗闇に引きずり込む。
ハートは歪み、感情は消え、毎日のように穢され、、、
「いたいいたいいたいいたい!!」
泣いても叫んでも、助けなんて来ない。
誰も、見てくれない。
目の前にいるのはあの女だけ。
ぐちゅぐちゅと気持ちの悪い音がして、自分の血すら汚い。
いやだ、いやだ。
いたい
ことちゃん、たすけて!!
こえがでないよ
ここからだして!!
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