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好きだよ
溢れた涙をキスで全部拭い、瞼とおでこ、頬、鼻、顔中にキスをして最後にまた唇にキスをした。
今度は柊木が舌を入れてきたので、オレは一気に高揚して、ベッドに座る柊木の腰を持ちそのまま仰向の体勢になる様下へ引いて動かし、舌を絡ませたまま上に覆い被さった。
病み上がりでまだ弱っているだろうに、柊木は激しく抱きついてきて何度も何度もキスをしてきた。
優しくパジャマのボタンを外して、乳首を舐め、涙を流す柊木にもう一度、微笑んでキスをしながら下半身に手を遣り、パジャマのズボンの上から、硬くなったソレを握って上下に摩る。
はぁっう!と柊木の声が漏れる。
「津々…理… 津々理…」
しがみ付いて、泣きながらオレの名を呼ぶ。
「柊木、好きだよ」
そうひとこと言うと、柊木はぼろぼろと涙の量が増え、ヒックヒックとしゃくり上げ始めた。
愛撫を止めて柊木を、覆い被さる上から見つめる。
「やめるか?」
「どうして、そんな意地悪を言うんだ」
オレの頭を押さえ込んで唇を重ねて、舌を絡ませる。パジャマのズボンと下着を自分で脱ぎ捨てて全裸になると、オレの腰を両足でホールドする。
オレも上着を自分で脱いで、柊木と肌を重ね合う。感じた事の無い感触、ゴツゴツと筋肉質な身体。ずっと、小さくて壊れそうな女の身体ばかりを抱いてきた。とても性的に興奮する要素なんてひとつも無い筈なのに、オレの下半身は激しく反応していた。
「津々理…愛している」
柊木のその声に、オレは履いていたジーパンと下着を急いで脱ぎ捨て、柊木のモノと一緒に握り締めながら、二人分のカウパーを塗り撫でると、上下に扱く。
「ああっ!ん、んん…っ!」
柊木が背を反らして喘いだ。
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